中山道鴻巣宿の散策

麦なでしこ5月中~下旬ころ開花、鴻巣市馬室の荒川河川敷)

産業観光会館ひなの里の中庭にて
産業観光会館ひなの里の中庭にて

 10月の史跡クラブの定例は、江戸日本橋から数えて中山道7番目の宿場である歴史の街【鴻巣】散策を計画しました。

 

鴻巣の社寺と古墳 

 観光ボランティアのガイドさん4名とともにコウノトリ伝説を今に伝える鴻神社参拝・見学から始まり、古墳時代後期の東日本最大級の埴輪生産遺跡であり、国指定重要文化財にもなっている生出塚(おいねずか)埴輪窯跡出土品を見学しました。寺院としては浄土宗の名刹として名高く、また徳川家康ゆかりの寺でもある勝願寺の参拝・見学。加賀藩主前田家が参勤交代の際に宿所として利用したことから、前田家と同じ梅鉢紋が使用されている法要寺を参拝・見学しました。

 

鴻巣のひな人形と赤物(あかもの)

  鴻巣は江戸時代中頃より雛人形の生産が盛んで、鴻巣はその頃より「鴻巣びな」として、江戸の十軒店(じっけんだな 日本橋室町)、武州越谷と並ぶ「関東三大雛市」のひとつに数えられておりました。特に着物の着付けは関東一という評判で、江戸の職人が修行に来るほどでした。2012年には31段7mの「ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇」が、鴻巣市役所に飾られ、毎年10万人近い来場者で賑わっているようです。鴻巣市産業観光会館「ひなの里」において製作技術が国の無形指定民俗文化財に指定されている赤物*や雛人形についての説明を受け、大変勉強になりました。

 

鴻巣の川幅うどん

 鴻巣市と吉見町の境を流れる荒川の川幅が日本一(2,537m)にちなんだ鴻巣名物の川幅うどん・そばを昼食に頂きましたが、いかがでしたか。昼食は、皆様の要望を聞いて事前に予約しておきましたが、店の宣伝がたらなかったのか?多くの方は幅広うどんではなく、普通のうどん・そばを食べていたようでした。

 今回の史跡めぐりは31名の方が参加されました。ご協力ありがとうございました。また、楽しく上手な案内をしていただいた観光ボランティアの方々ありがとうございました。おかげさまで有意義な散策となりました                               

*「鴻巣の赤物製作技術」は、鴻巣市人形町に伝承される桐の大鋸屑(おがくず)に正麩糊(しょうふのり)を加えて練った桐塑(とうそ)製の生地を型に入れて成型し、赤く彩色した玩具を製作する技術です。赤色は、かつて命に関わる子どもの病として恐れられた疱瘡(天然痘)除けに起源を持つ魔除けの色であり、赤物にも子どもを守る効果が期待されていました

 下の写真は、左より法要寺の狛犬・鴻巣市役所のひな人形ピラミッド・歌川(本名・安藤)広重と渓斎英泉による中山道六十九次鴻巣宿、鴻巣市伝統工芸の赤物、最後に川幅うどんです 

投稿 12班幹事